Windows Server 2012 R2 に Oracle Database 12c Release2 をインストールしてみる。

目次

準備

Oracle Database のインストールメディアを以下のURLからダウンロードする。


圧縮ファイルを解凍します。以下のファイルが展開されました。

  • ファイル数:522
  • フォルダー数:763
  • 合計サイズ:3,185,046,190 Byte

インストール

解凍した中のインストーラーを実行する。

  • winx64_12201_database\database\setup.exe

f:id:HopStepLab:20190827014428p:plain


「セキュリティ・アップデートの構成」画面
f:id:HopStepLab:20190827014431p:plain

  • 電子メール:
  • セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取ります:OFF
  • 「次へ」


f:id:HopStepLab:20190827014435p:plain

  • 「はい」


「インストール・オプション」画面
f:id:HopStepLab:20190827014440p:plain

  • 今回は、初期データベースが出来ている方が都合がよいので「データベースの作成および構成」を選択し、「次へ」


「システム・クラスの選択」画面
f:id:HopStepLab:20190827014445p:plain

  • (初期値)デスクトップ・クラス:ON
    (設定値)サーバー・クラス:ON
  • 「次へ」


「データベース・インストール・オプションの選択」画面
f:id:HopStepLab:20190827014449p:plain

  • 「単一インスタンス・データベースのインストール」(初期値)を選択し、「次へ」


「インストール・タイプの選択」画面
f:id:HopStepLab:20190827014454p:plain

  • 「標準インストール」(初期値)のまま「次へ」

Oracleホーム・ユーザーの指定」画面
f:id:HopStepLab:20190827014459p:plain

  • 仮想アカウントの使用:ON(初期値)
  • 既存のWindowsユーザーの使用:OFF
  • 新規Windowsユーザーの作成:OFF
  • Windows組込みアカウントの使用:OFF
  • ここでは、そのまま「次へ」


「標準インストール構成」画面
f:id:HopStepLab:20190827014505p:plain
以下の様に設定してみた。

項目 初期値 設定値
Oracleベース C:\app\Administrator\virtual C:\app\Administrator\virtual
ソフトウェアの場所 C:\app\Administrator\virtual\
product\12.2.0\dbhome_1
C:\app\Administrator\ virtual\
product\12.2.0\dbhome_1
記憶域のタイプ ファイルシステム ファイルシステム
データベース・ファイルの位置 C:\app\Administrator\virtual\
oradata
D:\OracleData
データベースのエディション Enterprise Edition (6.0GB) Standard Edition 2 (5.5GB)
グローバル・データベース名 orcl orcl
パスワード*1 <未指定> Password1
コンテナ・データベースとして作成*2 ON OFF
プラガブル・データベース名 orclpdb -

*1:9文字以上128文字未満、アルファベット大文字・小文字・数字のすべてを含むこと
*2:ONにすると、仮想化されたPDBができる。OFFにすると、Oracle 11 と同じアーキテクチャになる。


「前提条件チェックの実行」画面
f:id:HopStepLab:20190827014510p:plain


「サマリー」画面
f:id:HopStepLab:20190827014516p:plain


「製品のインストール」画面
f:id:HopStepLab:20190827014520p:plain

  • しばらく待つ


「終了」画面
f:id:HopStepLab:20190827014524p:plain

ログファイルの確認

インストール時には以下のログが作成されるのでエラー等ないか確認する。

C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs

  • installActionsYYYY-MM-DD_HH-MM-SS.log
  • oraInstallYYYY-MM-DD_HH-MM-SS.err
  • oraInstallYYYY-MM-DD_HH-MM-SS.out

サービスの確認

特に設定を変える必要なないが、確認のみ行う。

項目
「全般」タブ  
  サービス名 OracleJobSchedulerORCL
  表示名 OracleJobSchedulerORCL
  説明  
  実行ファイルのパス c:\app\administrator\virtual\product\12.2.0\
dbhome_1\Bin\extjob.exe ORCL
  スタートアップの種類 無効
  サービスの状態 停止
「ログオン」タブ  
  アカウント ON
  NT SERVICE\OracleJobSchedulerORCL
  パスワード
項目
「全般」タブ  
サービス名 OracleOraDB12Home1MTSRecoveryService
表示名 OracleOraDB12Home1MTSRecoveryService
説明  
実行ファイルのパス C:\app\Administrator\virtual\product\12.2.0\
dbhome_1\bin\omtsreco.exe OracleOraDB12Home1MTSRecoveryService
スタートアップの種類 自動
サービスの状態 実行中
「ログオン」タブ
アカウント ON
  NT SERVICE\OracleOraDB12Home1MTSRecoveryService
パスワード
項目
「全般」タブ
  サービス名 OracleOraDB12Home1TNSListener
  表示名 OracleOraDB12Home1TNSListener
  説明
  実行ファイルのパス C:\app\Administrator\virtual\product\12.2.0\
dbhome_1\ BIN\TNSLSNR
  スタートアップの種類 自動
  サービスの状態 実行中
「ログオン」タブ
  アカウント ON
   NT SERVICE\OracleOraDB12Home1TNSListener
  パスワード
項目
「全般」タブ  
  サービス名 OracleRemExecServiceV2
  表示名 OracleRemExecServiceV2
  説明  
  実行ファイルのパス C:\Users\ADMINI~1\AppData\Local\Temp\
oraremservicev2\RemoteExecService.exe"
  スタートアップの種類 無効
  サービスの状態 実行中
「ログオン」タブ  
  ローカル システム アカウント ON
  デスクトップとの対話をサービスに許可 OFF
項目
「全般」タブ
  サービス名 OracleServiceORCL
  表示名 OracleServiceORCL
  説明
  実行ファイルのパス c:\app\administrator\virtual\product\12.2.0\
dbhome_1\bin\ORACLE.EXE ORCL
  スタートアップの種類 自動
  サービスの状態 実行中
「ログオン」タブ
  アカウント ON
   NT SERVICE\OracleServiceORCL
  パスワード
項目
「全般」タブ
  サービス名 OracleVssWriterORCL
  表示名 OracleVssWriterORCL
  説明
  実行ファイルのパス c:\app\administrator\virtual\product\12.2.0\
dbhome_1\bin\OraVSSW.exe ORCL
  スタートアップの種類 自動
  サービスの状態 停止
「ログオン」タブ
  アカウント ON
   NT SERVICE\OracleVssWriterORCL
  パスワード

接続確認

cmd>sqlplus SYS/Password1@orcl as sysdba

SQL*Plus: Release 12.2.0.1.0 Production on 日 825 17:28:00 2019

Copyright (c) 1982, 2016, Oracle.  All rights reserved.



Oracle Database 12c Standard Edition Release 12.2.0.1.0 - 64bit Production
に接続されました。
SQL>

*1:書式:sqlplus (ユーザID)/(パスワード)@(SID) as sysdba


記事内の環境について

  • Windows Server 2012 R2 Standard 64bit 評価版 バージョン 6.3 (ビルド 9600)
  • Oracle Database 12c Release 2 (12.2.0.1.0) - Standard Edition 2 and Enterprise Edition