Office 365 Solo を Office 365 Business Premium に入れ替えてみた。

これまで、Office 365 Solo を使用していたのですが、Teamsなどのビジネスツールを使ってみたかったので Office 365 Business Premium に入れ替えました。
その時の手順をメモしておきます。

目次

Office 365 Solo の更新を停止する

Office 365 Solo の有効期限が切れた際に、更新されないように更新を停止します。

  1. Microsoftのアカウントページを開く
    https://account.microsoft.com/

  2. 「サービスとサブスクリプション」を開き、Office 365 Solo の定期請求を無効にする。

Office 365 Business Premium を購入

どこで買ってもよいと思いますが、私は Amazonのオンラインコード版を購入しました。
購入するその場で XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX形式の Product Key が発行されます。

インストール準備

  1. 「Officeを入手しましょう」画面を開く
    https://office.com/setupkey


  2. f:id:HopStepLab:20191222214649p:plain
    購入したときに発行された Product Key を入力する。


  3. f:id:HopStepLab:20191222181254p:plain
    各項目を入力する。
    ここで指定するメールアドレスに「Microsoft Office 365 サブスクリプション へようこそ」等のメールが届きます。


  4. f:id:HopStepLab:20191222181300p:plain
    各項目を入力する。


  5. f:id:HopStepLab:20191222181307p:plain
    ここではドメイン名を持っていたので「既に所有しているドメイン名を使う」を選択し、ドメイン名を入力した後、「所有権の確認」をクリックしました。
    「後でカスタム ドメインを追加します」を選択した場合は、Exchange や Teams、SharePoint が使えない状態でのセットアップになるようです。


  6. f:id:HopStepLab:20191222181316p:plain
    使用するドメインの所有権の確認のため、DNSに指定されたレコードを登録します。

  7. 「Officeを入手しましょう」画面はそのままにして、別途ドメインレジストラの管理画面より、上記のレコードを登録します。
    例として、さくらインターネットでは以下のような画面で登録しました。
    f:id:HopStepLab:20191222181327p:plain   エントリの名前:@
      種別:TXT
      値:MS=********** 上記記載の値。MS=からすべて記載します。
      TTL:特に指定しませんでした。
    登録後、「Officeを入手しましょう」画面に戻り「TXTレコードを追加しました」をクリック。


  8. f:id:HopStepLab:20191222181331p:plain
    Office 365 Business Premium を使用するためのアカウントを作成します。
    「名前」欄に指定した文字列(yourname@yourbusiness.com)で Office365 にログオンすることになります。
    「サインアップ」をクリック。


  9. f:id:HopStepLab:20191222181341p:plain
    「プロダクトキーは正常に引き換えられました。」が表示されればOK、「次へ」をクリック。
    定期請求については、ここではいったん「オフ」にしておきました。


  10. f:id:HopStepLab:20191222181349p:plain
    これで準備完了です。
    「Officeアカウントの管理」をクリックし「Microsoft 365 管理センター」を開く。


  11. Microsoft 365 管理センター」画面f:id:HopStepLab:20191222181356p:plain

Office 365 Business Premium のインストール

Office 365(Soloを含む)がインストールされていないパソコンの場合は、 「Officeをインストール」からインストーラーをダウンロードし、インストールします。 ※日本語 32bit版の場合は、次のようなファイルがダウンロードされました。
  Setup.X86.ja-jp_O365BusinessRetail_xxxxxxxx ~ .exe

今回は、既に Office 365 Solo が入っていたので、インストールは行いませんでした。

アカウントの変更

今回は既にインストール済みの Office 365 Solo を Office 365 Business Premium にしますので、Office 365 に紐づいているアカウントを変更します。

  1. Excel を起動し「アカウント」画面を開く(Word、PowerPoint などでも一緒と思います)。
    f:id:HopStepLab:20191222192850p:plain
    「ライセンスの変更」をクリック。


  2. f:id:HopStepLab:20191222192856p:plain
    「別のアカウントを使用する」をクリック。


  3. f:id:HopStepLab:20191222192900p:plain
    「サインイン」をクリック。


  4. f:id:HopStepLab:20191222192907p:plain
    上記のインストール準備で作成したアカウントで Officeライセンス認証します。


  5. f:id:HopStepLab:20191222192912p:plain
    パスワードを入力し、「サインイン」をクリック。


  6. f:id:HopStepLab:20191222192917p:plain
    「はい」をクリック。


  7. f:id:HopStepLab:20191222192922p:plain


  8. f:id:HopStepLab:20191222192926p:plain
    「完了」をクリック。


  9. f:id:HopStepLab:20191222192931p:plain


  10. f:id:HopStepLab:20191222192937p:plain
    「閉じる」をクリック。

  11. Excelを終了し、再度Excelを起動する。
    f:id:HopStepLab:20191222192942p:plain
    「同意する」をクリック。


  12. f:id:HopStepLab:20191222192946p:plain


  13. f:id:HopStepLab:20191222193626p:plain

  14. 「アカウント」画面を開く
    f:id:HopStepLab:20191222193637p:plain
    ユーザー情報、サブスクリプション情報等を確認し、Business Premium に切り替わっている事を確認します。

OneDriveの移行

Office 365 Solo の OneDrive に格納していたファイルを、Office 365 Business Premium の OneDrive に移します。(といっても、たんに同期しなおすだけですが)

  1. OneDriveを起動し、「設定」を開く。
    f:id:HopStepLab:20191222230211p:plain
    「アカウント」タブで「アカウントを追加」をクリック。


  2. f:id:HopStepLab:20191222230216p:plain
    必要であれば、OneDriveフォルダーのパスを変更します。
    例えばここで「C:\Work」を指定すると、「C:\Work\OneDrive - 個人」の中にファイルが入ります。

  3. 「OneDriveへようこそ」が開くので、「>」で進めて行きます。


  4. f:id:HopStepLab:20191222230220p:plain
    これで同期できるようになりますので、「OneDrive フォルダー」をクリックし、必要なファイルを移動します。

記事内の環境について

  • Windows 10 Pro 64bit バージョン 1903