Windows Server 2012 R2 サーバーに WSUSを構築してみた(2/3)

初期設定

WSUS の初期設定

  1. スタート画面から「サーバーマネージャー」を起動する。

  2. メニューバー「ツール」→「Windows Server Update Services」をクリックする。

  3. 「はじめに」画面 f:id:HopStepLab:20190815143321p:plain

    • そのまま「次へ」をクリックする。

  4. Microsoft Update 品質向上プログラムにご参加ください」画面 f:id:HopStepLab:20190815143325p:plain

    • ここでは、[はい、Microsoft Update 品質向上プログラムに参加します]のチェックを外し「次へ」

  5. 「アップストリームサーバーの選択」画面 f:id:HopStepLab:20190815143329p:plain

    • ここでは、[Microsoft Update から同期する]を選択する。
      他のWSUSサーバーから同期することを選択することも可能。

  6. 「プロキシ サーバーの指定」画面 f:id:HopStepLab:20190815143334p:plain

    • ここではプロキシ サーバーは必要ないので、チェックOFFのまま「次へ」をクリック。

  7. 「アップストリーム サーバーに接続」画面 f:id:HopStepLab:20190815143339p:plain

    • 「接続の開始」をクリックし、終わるのを待つ
      (ここでは、8分ほどかかりました)
    • 「次へ」をクリックする。

  8. 「言語の選択」画面 f:id:HopStepLab:20190815143347p:plain

    • 必要な言語をチェックする
      (ここでは、初期値のまま[英語]と[日本語])
    • 「次へ」をクリックする。

  9. 「製品の選択」画面 f:id:HopStepLab:20190815143351p:plain

    • 必要な製品を選択し、「次へ」をクリックする。

  10. 「分類の選択」画面 f:id:HopStepLab:20190815143356p:plain

    • ダウンロードする分類を選択し、「次へ」をクリックする。
    • ここでは以下の設定とした。
      • [セキュリティ問題の修正プログラム] ON(初期値)
      • [重要な更新] ON(初期値)
      • [定義更新プログラム] ON(初期値)

  11. 「同期スケジュールの設定」画面 f:id:HopStepLab:20190815143401p:plain

    • ここでは、[手動で同期する]を選択(初期値)し、「次へ」をクリックする。

  12. 「終了」画面 f:id:HopStepLab:20190815143406p:plain

    • そのまま「次へ」をクリックする。

  13. 「次に実行する作業」画面 f:id:HopStepLab:20190815143411p:plain

    • そのまま「完了」をクリックする。

WSUSを同期する

上流の Windows Updateサーバーから情報を取得します。

  1. スタート画面から「サーバーマネージャー」を起動する。

  2. メニューバー「ツール」→「Windows Server Update Services」をクリックする。

  3. 左側のツリーで「同期」→右側の「今すぐ同期」を実行する。
    (ここでは、6分ほどかかりました) f:id:HopStepLab:20190815143417p:plain

  4. 同期の結果が「成功」になっていることを確認する。 f:id:HopStepLab:20190815143422p:plain

WSUSにコンピュータグループを作成する

端末はグループで管理します。グループを分けることで、適用するパッチを分けることができます。

  1. スタート画面から「サーバーマネージャー」を起動する。

  2. メニューバー「ツール」→「Windows Server Update Services」をクリックする。

  3. 左側ツリーの「コンピューター」→「すべてのコンピューター」を右クリックし、「コンピューター グループの追加」画面にグループ名を入力し、「追加」をクリックする。
    ここでは、G01 と G02 の2つのグループを作成しました。 f:id:HopStepLab:20190815143433p:plain f:id:HopStepLab:20190815143427p:plain

通信設定を確認する。

  1. 「インターネット インフォメーション サービス マネージャー」を起動する。

  2. 左側ツリーで「サイト」を選択し、一覧の中から「WSUSの管理」行のバインドを確認する。 f:id:HopStepLab:20190815143439p:plain

端末のWindows アップデート取得方法を変更する。

ドメイン環境の場合は、ドメインのグループポリシーで設定できます。 ここでは、ワークグループ環境のため、端末のローカルポリシーにて設定を行います。

  1. 端末で、ローカルグループポリシーエディタを起動する。
    gpedit.msc

  2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」→「自動更新を構成する」を開く。 f:id:HopStepLab:20190815143444p:plain

    • 各項目を設定する。
      ここでは、以下の様に設定した。
      • 自動更新を構成する:有効
      • 自動更新の構成:3 - 自動ダウンロードしインストール通知
  3. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Update」→「イントラネットMicrosoft 更新サービスの場所を指定する」を開く。 f:id:HopStepLab:20190815161735p:plain

    • 各項目を設定する。
      ここでは、以下の様に設定した。
      • イントラネットMicrosoft 更新サービスの場所を指定する:有効
      • 更新を検出するためのイントラネットの更新サービスを設定する:http://(サーバのアドレス):8530
      • イントラネット統計サーバーの設定:http://(サーバのアドレス):8530
      • 代替ダウンロード サーバーの設定:<未設定>
      • 代替ダウンロード サーバーが設定されている場合は、メタデータにURLが示されていないファイルをダウンロードします。:OFF
  4. ブラウザで設定したURLを開き、「このページを表示できません」エラーにならないことを確認する。
    http://(サーバのアドレス):8530
    もしくは
    https://(サーバのアドレス):8531

端末の Windows Update 実行&確認

  1. 端末で、「Windows Update」を開く。

  2. Windows Update」画面 f:id:HopStepLab:20190815161747p:plain

    • 「一部の設定は組織によって管理されています」になっていることを確認する。
      もし表示されていない場合は、グループポリシーでの設定が適用されていない可能性があります。
    • 「更新プログラムのチェック」をクリックする。 「利用できる更新プログラムはありません」が表示されるが、ここでは問題ない。

  3. Windows Update」画面で「構成されている更新ポリシーを表示」のリンクをクリックすると開きます。 f:id:HopStepLab:20190815175509p:plain
    グループポリシーで設定されていることが見てとれます。

  4. Windows Update」画面で「更新の履歴を表示する」のリンクをクリックすると開きます。 f:id:HopStepLab:20190815175520p:plain
    まだ1度も更新プログラムを適用していないため、更新の履歴はありません。

  5. Windows Update」画面で「詳細オプション」のリンクをクリックすると開きます。 f:id:HopStepLab:20190815175538p:plain

WSUSに更新ビューを作成する

上記で作成したコンピュータグループごとにパッチの適用を確認するため、ここでは2つのビューを作成します。

  1. ビューを作成する 左側ツリー「更新プログラム」→「新しい更新ビュー」 f:id:HopStepLab:20190815164702p:plain

    • 1つめ

      • 特定のグループに承認された更新プログラム:ON
      • G01:ON
      • 名前:Test承認された更新プログラムG01 ←(任意です)
    • 2つめ

      • 特定のグループに承認された更新プログラム:ON
      • G02:ON
      • 名前:Test承認された更新プログラムG02 ←(任意です)