Windows Server 2012 R2 サーバーに WSUSを構築してみた(3/3)

WSUS の運用など

WSUSサーバー設定:端末をグループに割り当てる

新たにWSUSに接続した端末は、「割り当てられていないコンピューター」のグループに属するので、目的のグループに割り当てます。

  1. 左側ツリー「割り当てられていないコンピューター」の中から大正のコンピュータを選択し、右クリック「メンバーシップの変更」

  2. 「コンピューター グループ メンバーシップの設定」画面で移動させたいグループを選択する。
    f:id:HopStepLab:20190815173418p:plain

※端末のコンピュータ名を変更すると、WSUS上には新しくコンピュータが見つかったように表示されることがあるので注意。

WSUSサーバー設定:更新プログラムを承認する

標準では、更新プログラムをWSUSで承認することで、端末に適用されるようになります。

  1. 左側ツリー「更新プログラム」→「すべての更新プログラム」 f:id:HopStepLab:20190815173423p:plain

    • 承認:未承認
    • 状態:失敗または必要
    • 「最新の情報に更新」をクリックする
    • 端末に適用したい更新プログラムを右クリックし「承認」を選択。
  2. 「更新プログラムの承認」画面 f:id:HopStepLab:20190815173428p:plain

    • 適用したいコンピューターグループを選択し「インストールの承認」する。

端末で手動で Windows Update を実行する

  1. 端末にログオンする。

  2. 「更新プログラムのチェック」をクリックする。 適用できる更新プログラムがあれば、ダウンロードが始まります。 f:id:HopStepLab:20190815181431p:plain

  3. 適用が完了したことを確認します。再起動が必要な場合は、「今すぐ再起動する」ボタンが有効になるので、再起動します。 f:id:HopStepLab:20190815181436p:plain

  4. 後で再起動する場合も、タスクトレイに以下のアイコンが表示されています。
    f:id:HopStepLab:20190815185205p:plain

  5. この状態では、電源ボタンを押したときも、「更新してシャットダウン」「更新して再起動」が表示されるようになります。 f:id:HopStepLab:20190824140323p:plain

  6. 「更新の履歴を表示する」のリンクを開くと、適用された更新プログラムが確認できます。 f:id:HopStepLab:20190815181443p:plain

  7. Windows Update 中は、以下のプロセスが激しく動くようです。

    • TiWorker.exe ←こちらは Windows Update するときだけ動く様子。
    • MsMpEng.exe

※WSUSにて、「この更新プログラムは、別の更新に優先されました。~」とされる更新プログラムは、「更新プログラムのチェック」をしても適用されないようです。 f:id:HopStepLab:20190815183250p:plain

WSUSサーバから、対象のコンピュータを削除する場合

  1. Windows Server Update Services」を起動する。

  2. 左側ツリーの「コンピューター」から該当のグループを選択し、 コンピュータを選択し、右クリック「コンピューターの削除」→「~実行しますか?」と聞いてくるので、問題なければ「はい」をクリックする。
    f:id:HopStepLab:20190815185451p:plain

記事内の環境について

  • サーバー:Windows Server 2012 R2 Standard 64bit 評価版 バージョン 6.3 (ビルド 9600)
  • 端末:Windows 10 Enterprise Evaluation 64bit 評価版 バージョン 1903 (OSビルド 18362.30)
  • サーバ/端末、共にWORKGROUPの状態です。